作 成 : 愛知県弁護士会所属弁護士 早河弘毅

株式会社朝日ネットからトレント関連で発信者情報開示にかかる意見照会書が届いた場合

株式会社朝日ネットからトレント関連で発信者情報開示にかかる意見照会書が届いた場合

コメント

 株式会社朝日ネットは、ログの保存期間は、6か月と平均程度です。
 裁判所のサイトで「朝日ネット」と検索をした場合の結果は4件で、うち、朝日ネットが当事者となっているトレント関係の事件は2件。1件は発信者情報開示命令申立ての認容決定に対する異議事件であり、発信者情報開示命令申立手に対して異議申し立てを行っていることがうかがわれます。
 その一方で、当職がご依頼をお受けした件では、同意しない回答(不同意回答・開示拒否回答)で出した後開示されたケースが出始めており、全てのケースで異議申し立てを行っているというわけではないようです。
 裁判外手続きパターン(テレサ書式パターン)は、弊所への相談ではまだ確認されておらず、お受けしている件はすべて申立済みパターンです。

ログの保存期間について

 ログの保存期間である半年を待機し、他社・他作品の状況を見定めてから、示談をするか否かを検討することになります。損害額に納得ができなかったり、支払いを行うために十分な資力がなければ、示談を拒否することを検討することになります。一方で、示談を拒否するとなると、民事訴訟を提起される可能性が大きく上がります。民事訴訟を提起されてから弁護士を選任する方法よりも、民事訴訟を提起される前に弁護士を選任する方法のほうが、選択肢は広くとれるため、お勧めです(民事訴訟を提起されてからの選任であっても、民事訴訟の追行自体に支障はないでしょう。)。

株式会社朝日ネットからトレント関連で発信者情報開示にかかる意見照会書が届いた場合は、当職にぜひご相談ください。

 株式会社朝日ネットは、申立済みパターンが多く、落ち着いた対応が必要になります。当職は、無料で1時間以上の説明をしていますので、必ずあなたの役に立ちます。何卒宜しくお願い致します。