作 成 : 弁護士法人早河弘毅法律事務所(愛知県弁護士会所属)

ありすほりっくを権利者とする発信者情報開示に係る意見照会書が届いた場合の対応について

 ありすほりっくは、主にfantiaなどのクリエイター用プラットフォームにて活動するメーカーです。
 赤れんが法律事務所に開示請求等の法的行為を委託しております。

 現在まで弊所が確認できている限りですが、赤れんがは全件申立案件であり、テレサはありません。かつ中堅以下の規模のプロバイダに対する開示請求が多い印象です。

目次

最後まで読むと分かること

  • ありすほりっくを権利者とする、発信者情報開示請求にかかる意見照会書が届いた場合の対応がわかる
  • ありすほりっくを権利者とする示談交渉の経過が分かる
本記事について
重要度
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本記事が関係する領域
意見書照会受領・回答
示談
訴訟・刑事告訴
弁護士早河弘毅

このランク付けは、読み手の便宜のために、私の判断で行っているものです。ご参考にしてください。

意見照会書を確認しよう

 赤れんが法律事務所の案件に限らないことですが、中堅以下のプロバイダの特徴として、発信者情報開示に係る意見照会書に記載されている情報が不完全であることが挙げられます。権利者氏名の記載がない場合や、添付資料等が不足している場合が散見されます。

 上記のように権利者氏名がない場合は、作品品番を確認してください。
ALIS」や「ARIS」から始まる場合はありすほりっくであることが考えられます。

どう対応すれば良いのか

回答書を作成して返送しよう

 同封されている回答書を送り返しましょう。「同意する」回答をするか「同意しない」(不同意・拒絶)回答をするかは検討を要します。
 詳しくは以下の記事をお読みください。

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示談交渉はどのように対応していくのか

 赤れんが法律事務所は、大枠は他の権利会社側法律事務所と同じく、民事訴訟と刑事告訴を行う旨を予告してきます。そのうえで、赤れんが法律事務所側としての和解案の提案も同時にしてきます。

 赤れんが法律事務所側としての見解である初回提示は、ケースや時期にもよりますが、観測できている限度ですと、包括和解の形式での提案であり、すでに補足している作品数で金額が変わることが特徴です。1作品なら50万円、2作品なら70万円、3作品なら90万円であることが多いように見受けられます。
 

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ありすほりっくを権利者とする発信者情報開示にかかる意見照会書が届いたら、弁護士早河弘毅にご相談ください

 ありすほりっくは、直近でも件数が多く、トレント事件を扱っている弁護士なら名前を聞いたことがないということはまずありえないと思います。
 赤れんが法律事務所が権利者代理人の場合でも、すぐに示談しなければならないということではありません。意見照会書が届いた場合はご相談ください。


 

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この記事を書いた人

愛知県弁護士会所属弁護士(登録番号は60208)。
大学入学後半年間の学習で1年生の秋に行政書士合格。
愛知大学法学部卒。名古屋大学法科大学院卒。
弁護士登録後2年10か月で早期独立開業し、令和5年9月1日に「早河弘毅法律事務所」を創設。
創設後、持ち前の労働事件、刑事事件、インターネット事件の処理を中心に売り上げを堅調に伸ばし、令和6年4月に法人化、「弁護士法人早河弘毅法律事務所」の所長となる。
1991年12月23日生まれ。
依頼人に寄り添う弁護士、不安からお守りできる弁護士になりたいと思っているが、それは基礎となる法的素養が盤石であることが前提であって、単なる巧言令色を意味しない。早いレスポンスと丁寧な説明が売り。

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